さん

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http://d.hatena.ne.jp/dokusha/20040726#p1
斎藤貴男岩波新書から『安心のファシズム― 支配されたがる人びと ―』(ISBN:4004308976)という本を上梓した。早速買って読んでみた。「イラク人質事件」における人質バッシングから説き起こし、自動改札機と携帯電話の高機能化による「つながる安心」を描く。一見この両者は無関係のように見えるが、人質は「国益」「国(正確には政権)の意思」と「つながっていない」からバッシングを受けたのではないかという視点を据えてみると、確かに気持ちの悪いほど両者に通底するものが見えてくる。

更に、「心のノート」、監視カメラ、社会ダーウィニズムと服従の論理を説き起こし、この社会が「安心のファシズム」に向かおうとしているのではないかと問題を提起する。この問題意識はわたしに非常に近い。
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