さっきバスの中で中沢新一氏の網野善彦氏への追悼本を読み終えた時、不意に鼻の付け根がキューッとなって視界がにじみぼやけた。しかし「とまります」ボタンを押し、下車している間に、その感覚をなくしてしまった。バスの中に置き忘れたのだろうか? とりあえず、明日から本棚のこやしになっていた網野善彦「無縁・公界・楽」を読むことにする。  「僕の叔父さん 網野善彦中沢新一 ISBN:4087202690