原研哉『デザインのデザイン』(岩波書店
2005.04.25 P4 後戻りできない
        社会への強い影響
        モリス・・・アーツレクラフツ運動
        →書籍デザイン、壁紙デザイン
        機械生産による腑抜けた造形物へのアンチテーゼ
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      P6 デザインの統合
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         バウハウスの活躍
         1919 ドイツ ワイマール
         造形教育機関 運動
         1933 ナチスの弾圧で消滅まで
         1850-1919 新芸術運動の嵐
         
         キュウビズム
         アール・ヌーボー
         セセッション
         未来派
         ダダイズム
         ディスティル
         構成主義
         絶対主義
         モダニズム
         
         過去の形式に決別、解体
         
         解体作業の結果 「極めて滋養に満ちた瓦礫の山が残る」
         整理・整頓作業のバウハウス
         
         造形の基本エレメンツ
         
         色彩
         形態
         テクスチャー
         素材
         リズム
         空間
         運動
         点
         線
         面
         
         ワルター・グロビウス(バウハウスの構想者)
         ヨハネス・イッテン「神秘主義的傾向)
         モホリ・ナギ(基本エレメンツの新展開、強烈)
         ハンネス・マイヤー(精密造形理論)
         パウル・クレー&カンディスキー(生あるものが秩序を作る)
         オスカー・シェレンシー(「バウハウス舞台」非日常のモダニズム)
         
         モダニズムの枠組み
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         20世紀後半のデザイン
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         広くのびやかな世界
         デザイン開花のはずの20世紀後半
         強烈な経済ドライブにより・・・
         デザイン思想の背景に社会主義的色彩
         経済の原理に従い、流れの中に組み込まれる
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         規格・大量生産
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         日本のプロダクツデザインの流れ
         松下幸之助 西欧帰り 「これからは、デザインの時代や」
         理想主義的デザインの源流のことではない
         しゃっくり
         「日本的なもの」とは?
         日本のオリジナルを対置させたがる 明治から
         「民芸」の運動
         「生きた時間の堆積」
         デザインは生活から生まれてくる感受性である
         生活意識の成熟ではなかった
         文化ではなく、まず産業であった
         今日でもなお通奏低音をなす
         入り口2つでも中では繋がっている・・・いない
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      P12 スタイルチェンジとアイデンティティー
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         アメリカは??
         ヨーロッパからアメリカへの移住者
         デザイナー
         ヨーロッパ的、バウハウス的思想の流入
         
         ワルター・グロピウス・・・ハーバード大学
         ミース・ファン・デル・ローエ・・・イリノイ工科大学
         モホリ・ナギ・・・ニュー・バウハウス設立
         
         建築・プロダクツデザイン領域へ
         1930台 「流線型」アメリカ 流行
         表層のデザインの差異化
         経営資源としてのデザインの運用
         消費への欲望は「新奇性」によって増幅、鼓舞される
         スタイルチェンジという役回りにでデザイン重用される
         
         車
         AV機器
         照明器具
         家具
         生活雑貨
         パッケージ
         
         「ブランド」・・・ヨーロッパ人が価値の保存法として開発した概念
         「ブランド」をハンドリングする方法としてデザインを利用
         経営資源
         人材
         設備
         情報・・・企業イメージ、商標
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      P14 思想とブランド
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         ヨーロッパでは??
         
         ドイツ、イタリア 2敗戦国
         
         ドイツ・・・ウルム造形大学、学長マックス・ビル
         バウハウスからウルムへ
         「外界環境形成」という概念
         
         (領域)
         建築
         環境
         プロダクツ・フォーム
         ビジュアル・コミュニケーション
         インフォメーション
      
         これらの領域を総合するものとして、デザインが位置づけられている
      
         (カリキュラム)
         ・色彩や形態を扱う知識・訓練
         ・哲学
         ・情報美学
         ・人間工学
         ・数学
         ・サイバネティックス
         ・諸科学の基礎
      
         総合的人間学、総合造形科学
        
         環境に影響を与えるデザイナーが背景としておくべき思想・知識体系
         よく考えられている
      
         ブラウンを代表とする独の精密なプロダクト
      
         一方、イタリアは??
         近代デザイン
         ラテン的明るさで発展
         そこはかとないヨーロッパのクラフトマンシップ
         「定評」の獲得
         オリベッティ
         アレッシー
      
         北欧、フランス、オランダ、イギリスは別の機会に
      
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      P17 ポストモダンという諧謔
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         デザインの入り込んだ不思議な迷路
         ポストモダン・・・デザインバージョン
         イタリアで発生・・・主流とはならない
         エットーレ・ソットサス
         「すれ」デザインの虚構性知った上
         「一つの世代の老化」
         ポストモダンの遊戯性
         おじいちゃんデザイナー
         しかし、経済はまじめにそれを受け取る
         ポストモダンの迷走、悲哀、困惑
         銀河間の移動の準備・心配に忙しがってる
         (まだ月までしか行ってないのに)
         「コンピュータ教育以前」によってできている自身の脳で
         「産業革命」「機械文明」に逆らった人は冷や飯食らうという強迫観念
         いたづらにはびこるものづくり、コミュニケーションは美しくない
         マサチューセッツ工科大学 前田ジョン
         CPUは素材 道具でない
         粘土の中に釘、金属片あれば思い切って捏ねること出来ない
         デザイン「今日あるものを明日古くみせる」道具の役割
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      P23 モダニズムのその先へ
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