たとえ、本人の不注意から人質になったのであったとしても、日本人であるがゆえに武装勢力に死刑宣告されるのであれば、日本政府にその責任の一端はあるはず。48時間以内の自衛隊撤退の要求に対し、即座にこれを拒否したコイズミこそ、その最高責任者。世論・マスコミはまたしても「自己責任」の大合唱で、日本政府の対イラク政策の誤りを糊塗しようとしているが、そんな情報操作に惑わされてはいけない。最初からボタンの掛け違いを認めようとせず、犠牲者を増やしている政府こそまず指弾されるべきだろう。・・・ ・・・政府は香田さんのバックグラウンドにある「聖公会」も十分に承知の上で、情報操作をしたといえる。・・・  ・・・仮に、拉致されたのが、政権与党の一員である巨大宗教団体の信者であったとしたら、政府はどう動いたか。コイズミは即座に要求を拒否しただろうか。読売新聞の記者が拉致されたら、香田さんへの罵詈雑言と同じ言葉を読売は自分の紙面に掲載したか。