ハリスは、この「新しい教会(宗教)の時代」の「新しい地上のエルサレム」 がアフリカのどこかかアジアの日本に出来ることを確信し、日本の神道に大きな 関心を寄せていた。そして、ハリスの影響から使命感を抱いて帰国した森は、後 に文部大臣としてキリスト教の賛美歌をもとにして作られた「蛍の光」「庭の千 草」「隅田川」などの唱歌を日本に導入しながら「新しいキリストの道」を目指 したのである。