杉山隆男 『メディアの興亡』 文春文庫

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面白くて一気に読めた。
日本で最も長い伝統を誇り、戦前からクオリティ・ペーパーの地位を築いていた毎日新聞と、中外経済新報という株屋の業界紙にすぎなかった日本経済新聞が、1970年代から80年代にかけて地位を逆転する過程を、綿密な取材で描ききっている。・・・
圓城寺次郎という経営者の眼力はすごい。
本書は立花隆の『日本共産党の研究』とならぶ、ドキュメンタリーの古典だと思う。古典であるから、いろいろな読み方が出来る。再読して、それをまざまざと感じた。
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