宮台真司の論理 [ カテゴリ未分類 ] 図書館で「戦争論妄想論」という本を借りてきた。これはベストセラーになった漫画「戦争論」(小林よしのり著)を批判的に検討した本だが、その最初に載っている宮台真司の「<情の論理>を捨て、<真の論理>を構築せよ」という文章が印象に残った。 まだこの文章しか読んでいないのだが、宮台真司という人は読むに値する人だと思った。この人に対しては、本多さんや佐高さん、それから最近の田中さんのように、その考え方にほぼ全面的に賛同するわけじゃない。むしろかなり違うものも感じる。宮台氏は、「私は「南京大虐殺」があったと断定する証拠はないという立場です」と語るように、「南京大虐殺」は、あったともなかったとも断定することは出来ないという立場で、僕はあったと断定出来るという立場なので、ここは全く違う考え方だといってもいいかもしれない。しかし、次の指摘は僕も賛成する。