スペイン列車テロは当局の自作自演の可能性

Quote
http://csx.jp/~gabana/Zaakan/hibi-new.htm
2004.06.14
情報元全文http://tanakanews.com/blog/0406131948.htm
田中宇の国際ニュース解説より抜粋)

 スペインでは、3月11日に起きたマドリード列車爆破テロ事件(311事件)の捜査と平行して、政治的な謀略として311事件を見た場合の真相を究明する委員会が各党政治家らによって設立され、調査を行っているが、同委員会では、311事件で逮捕された容疑者の中に、警察当局とつながりを持っていた者が3人いることを問題にしている。

 この話はスペインの新聞エルムンドが5月初めに報じ、真相究明委員会が報道内容が事実かどうか検証を開始したもの。エルムンドの報道によると、問題の容疑者の一人は、ラファ・ズヘル(Rafa Zuher)というモロッコ人で、マドリードでマリアフナなどの麻薬取引に従事し、麻薬取引組織の動きを警察に伝える「警察のスパイ」(密告者)として機能していた。
Bombers were 'police informers'
http://www.news24.com/News24/World/News/0,,2-10-1462_1519515,00.html

 もう一人の容疑者はエドアルド・スアレス(Eduardo Suarez)というスペイン人の元鉱夫で、スペイン北部の鉱山地帯であるアビレスに住み、この地域での爆薬や麻薬、武器類の取引に従事して警察に密通するスパイだった。311事件で使われた爆薬は、スアレスが入手し、ズヘルを経由してマドリードの実行犯グループに渡されていた。スアレスからの密告を受ける警察側の担当者は、アビレスの警察署のマヌエル・ガルシアという刑事で、真相究明委員会は、この刑事を呼んで尋問することを決めた。
Police officer may have to explain links to terror suspects
http://www.expatica.com/source/site_article.asp?subchannel_id=81&story_id=8393

 この爆破事件を主導したエマド・サレムは、ニューヨークのイスラム主義組織に入り込んだFBIのスパイだった。サレムはFBIからニセの爆弾を渡され、それを使ってイスラム主義組織にテロを決行させ、爆弾が爆発しなかったところでFBIがイスラム組織を一斉検挙するのが、当初サレムが聞いていた「おとり捜査」の計画だった。ところがFBIがサレムに渡したのは本物の爆弾で、実際に爆発が起きてしまった。

【関連】
★スペイン列車テロの深層、田中 宇
★04/03/17-マドリード鉄道爆破事件04/03/11
★イタリアストライキ情報
★阿修羅掲示板
 Re: 間違いなくスペイン版9.11だ!
 マドリードで列車爆破テロ 180人以上が死亡(共同通信

【私的めもらんだむ】
10時
 今年3月11日に勃発したマドリード鉄道爆破事件は限りなく陰謀の臭いが立ち込めてきた。この件に関しては私もあまり調べていないのだが、田中宇氏のインターネットを駆使した分析にはあらためて脱帽する。彼の資料を元に図解すればより分かり易いものになるだろう、と、今私なりの着想を練っている。
Unquote