白い巨塔 Radさん

Q
http://www.fujitv.co.jp/shiroikyoto/bbs/bbs_main.html

2004.01.11 1242
田宮版をご覧になるとわかりますが、裁判のシーンで佐々木よし江役の玉緒さんが涙ながらに迫真の演技で、わては医学的な問題はわかりまへんが、財前の患者に対する非人間的な扱いが許せませんのや、と言うセリフの場面は、私自身も見ていて思わずたじろいでしまうほどの迫力があり、結局人間医師であるかどうかが問題なんだと思いました。

2004.01.11 2138
財前の唯一の幸せは死の直前に、そこ(*一人の人間医師としてのあるべき姿、倫理的、道義的問題であり、高度な医学的知識と技術ではない)に気がついたことにあると思います。田宮版最終回の財前の演技には、場数を踏んでいるはずの私ですら涙があふれてきて止まりませんでした。

2004.01.17 0105
私が、癌等の病気になり、病状説明なりを、Radさんのように丁寧にしていただけたら、どういう状態でも、私は安心します。

2004.01.17 1251
Radさんのおっしゃるように、このドラマの問題は、財前が誤診をしたのかどうかではなく、財前が人間医師であるかどうかが問題なんだと思います。
2004.01.17 2027
思いやりにあふれ私の不安をしっかり受け止めてくれたのです。
色々な症例を述べ励ましてもくれました。

2004.01.18 0417
全ての医療に100%というものは存在せず、診療行為として継続的に実行していくためには、その段階、その段階での可能性の程度や利益、不利益に応じ、何が最良の選択であるのかを考えながら判断し、実行していかなければならないと思います。・・・
・・・「インフォームドコンセント」とこの「EBM」の考え方は、原作や田宮版の白い巨塔の時代にはその片鱗もみられなかった、現代医療の大きな潮流と言えるでしょう。

2004.01.18 1401
本ドラマにおける最大の欠落は、様々な要因による里見医師の絶対的存在感の欠落であると感じられる、お二人の素晴らしい感性には敬服しています。

2004.01.18 2200
財前五郎は一見口では強気な発言に終始していても、その内実、夢で何度もうなされるほど苦悩し続けています。それが良心の呵責というものではないのでしょうか?私は、皆さんから非難されるかもしれませんが、原作を読み続けるうちに、完全に財前五郎に感情移入し、責め続けられ苦悩する財前に同情し、心臓の拍動が高鳴り、涙しました。

2004.01.23 0016
里見助教授のスタンドプレーって、大学病院にいながらできることなんでしょうか?企業だったら、まずNDA(秘密保持契約)違反か、業務命令違反で、解雇されても仕方のないことだと思いますけど。
ともあれ、コメディのようになってきてしまいました。これで、命の深さって最後にいえるのかしら?。

2004.01.23 0048
ここのスレッドだけですね。本当の意味で、この番組の真意を語っているの。
今日の番組の内容で、ものすごくいらいらして、寝ようにも寝られない(疑問だらけで。)状態でしたが、Radさんのレスを読んで、ようやく少し落ち着けました。
2004.01.23 1042
いくら実際のこと(え)をうったえてもだめですよ。
製作者たちや関係者は寝耳に水。
ようし反響が多い!おもわくどおりだ!と喜んでるだけ。
ありえないと!(修正液の件)いっても・・むだ!これはわざとおもしろくするためにした演出というだけで、無駄骨!彼らは(この業界人は)自分たちはすべて正しく一般人とは素人とは違うとかんちがいしているからです。選ばれた人種と思っているんですよ。

2004.01.25 1942
インフォームドコンセントを受け入れるからには、患者側にもしっかりとした知識、理解と選択責任というものが発生するということです。

2004.01.25 2208
25年前の里見はICを行っていて、今作の里見は行っていない・・・・里見は後退してますね。今作での存在理由ますますわからなくなりました。

2004.01.26 0052
現実の医療にしても、医学教育にしても、私達日本の医療スタッフは、米国のわずか十分の一の人間と予算で、米国と同じレベルの医療と教育を突きつけられている現実をご存じでしょうか?

2004.01.26 2135
白い巨塔』はフィクションなのです。
現実にはありえない話を、これはフィクションなのだからと、とりあえず受け入れるのが、ドラマを楽しむのにふさわしい姿勢でしょう。
お解りでしょうか?

2004.01.27 0553
Radさんが言われているように原作での作者の努力を考えると、この医学的稚拙さは残念です。

2004.01.28 0132
私は、呼吸器疾患の診断を専門領域の一つとする、大学病院の一放射線科医にすぎません。研修医時代に、かろうじてフェルソンの教科書を手にした若輩者です。どうか、未熟者の戯言とお許し下さい。

2004.01.29 1302
癌で亡くなった家族として言わせてもらうと、「白い巨塔」をドラマ化するには、医療的に見て一つもミスの許されないドラマではなくてはならないと思います。

2004.01.29 1817
「法廷で罰せられた者が必ずしも悪ではなく、勝訴を得た者が必ずしも善ではないという事」

204.01.30 0108
私としては、視聴者の方々にとってこのドラマが、「安易な医療訴訟に踏み切るためのきっかけ」にさえならなければ良い、と強く懸念するのみです。

2004.01.30 1415
それにしても、このスレッドってすごいですね!実際のドラマよりもとても面白いです。毎週、Radさんの感想、楽しみにしていますよ!

2004.01.31 0217
特に私も含めた若い世代にはテレビの情報は絶対である(例えそれがドラマであっても)と誤解する人が少なからずいるように感じます。

2004.02.01 0321
佐々木庸平の件では、誤診かどうかの以前に、手術前の患者への説明が不十分で不親切で無責任だということが一番問題であり、現在の医療現場ではほとんどありえないことだということです。

2004.02.01 1907
僕は、財前が犯した罪はそんなに「大きな罪」だとは思っておりません。これって、医者として不誠実なことなのでしょうか?もし、そうであるならば、先生方はこれから先、財前のようなミスを絶対しないと言い切れますか?

2004.02.08 2015
外科医として付け加えさせてもらえるならば、この場の理論は、結局、後付けの理論なのです。現実の医療現場では、その時その時の与えられた条件の中で、最善の方法は何かということを常に頭に置き、治療を行っているのです。
もちろん恐れはあります。しかし、怖がっていてばかりでは、進行を続ける癌、という病に立ち向かうことは出来ません。私たち外科医は、生と死のはざまでメスを握り、病の根絶に懸けていると言うことを御理解頂きたいと思います。

2004.02.08 2118
一般の人々には、言いわけがましい財前の証言としか思われないかもしれませんね。

2004.02.08 2229
僕からすれば、もし彼らと同僚の立場に身を置いた場合を想定すると、里見は患者側の証人になることで、自らの罪を覆い隠す最も保身的な医者としか思えないのですが・・。

2004.02.09 1852
このスレッドで医学的知識を勉強させていただいたことで、つぎつぎと、白い巨塔の細やかな論理性、山崎さんの思い、ドラマとしての面白さが発見でき、失望どころか、ますます「白い巨塔」に魅力を感じています。

2004.02.10 2231
Re(a)dさんのお話、とっても勉強になります、白い巨塔が終わると、ご意見聞けなくなるのかな?と思うと寂しい限りです、白い巨塔が終わっても、医学に関することなどを聞きたいです、その方法を教えて頂きたいです。

2004.02.11 0024
平成13年4月に東京地裁と大阪地裁、その後名古屋地裁千葉地裁に「医療集中部」なる医療裁判を専門に扱う民事部門が設置されました。・・・
・・・「医療の質」を大幅に低下させ、最終的に患者さんが「自分で自分の首を絞める」形になるのではないか、と強く危惧せざるを得ません。・・・
・・・米国の追随という形になれば、日本医療の良さが終焉を迎えるのは、間違いありません。

2004.02.11 1126
今の里見医師に、本当に医師の理想を感じておられる方がいらっしゃるのであれば、それは不幸なことであると思います。

2004.02.14 1117
ゆきさんはじめ、みなさんが書かれていますように、人はきちんと見るべきところを見ている、とそう思いたくもあります。

2004.02.14 2152
最近の医療裁判は一言で言って、滅茶苦茶です。特に、医者が敗訴になった判例でその内容を見てみますと、医学的には正論でも、現実の医療現場では到底不可能と思われる理由で、いとも簡単に敗訴になっているのです。これは、医者が勝訴するためには、医学的な問題ではなく、「裁判官を含めた非医療関係者、一般の方にも十分理解でき納得できる理由」がない限り、医師の勝訴は難しくなってきていることを意味すると思います。

2004.02.15 1308
実際、最近、電車やバスの中、スターバックスの店の中など、巷で女子高生や若い主婦の方などが、無邪気に白い巨塔のことを話題にしているのを、小耳に挟むことが少なくありません。今回の白い巨塔は、実際、そういう方も有力な視聴者の訳です。何となく、残念な気持ちです。

2004.02.16 2005
ドクターに色々教えていただきたいのです、それで、自分にどう役に立てるのかな?と聞かれると、知るという事自体が嬉しいのです、欲を言えば、何かの機会に、先生に教えて頂いたことが役に立ち「教えてくれてありがとう」と、人から言われるということがとっても嬉しいのです。

2004.02.16 2020
うろろのHPに『医学的問題PART1』のログを保存してみました。『うろろ』で検索をかけて探しにきてください。PART2もログを保存しようと思っています。

2004.02.17 2320
40才を過ぎても無給助手の医局員が少なくない大学も存在するのです。これは、40才を過ぎても勤務先からの給料はなく、週一日か二日のアルバイトだけで妻子を養わなければならないことを意味します。社会保障も限られます。

2004.02.17 2354
それは、最近の日本における医療裁判でもほぼ同じことが言えるのですが、医師に対してあまりにも過剰な、あまりにも過酷な「説明義務責任」を要求しているからです。

2004.02.20 0105
『最後まで維持できるかどうか自信はありませんが、なんとか形を作りたいと思っています』?先生、そんな寂しいことおっしゃらないで下さい。
ニシンは、この掲示板を開くと先ず一番に、先生のご意見を開きます。

2004.02.20 0908
手術ミスで亡くなった父が、もし財前のような技術を習得した外科医が執刀したら、助かったのではないか?もっと長生きできたのではないか?財前を道義的責任だけで葬ってほしくない。その気持ちをを訴えたかったのです。

2004.02.20 2341
ドラマでは今後、東教授が胸部専門医として登場する可能性が高いですが、胸部専門とは言っても外科医がCT所見の解釈について証言台に立つ可能性があるのは、世界中で日本だけだと思います。この点は、原作の山崎さんも脚本の井上さんも、もしかするとご存じないことかもしれません。

2004.02.21 0924
医学生としての感性が鋭い

日常診療レベル
裁判鑑定レベル

大学病院
一般病院

日本
諸外国・・・・・・

・・・・・・お隣の韓国においてすら、??????

・・・現実の大阪大学では、現在では名称が変更になっていますが、旧第一外科が胸部外科・心臓血管外科、旧第二外科が消化器外科、の担当になっていました。・・・

2004.02.21 1049
今作の里見の場合は、自分のすべき仕事をし切らず、他科へ回したということですね。
「越権行為」と唐沢・財前に言われるのも無理はないですね。

2004.02.21 1741
J-COM 56で3月25日あたりから田宮さんのテレビシリーズやるみたいですね。録画してじっくり見ようと思ってます。・・・
・・・田宮さんのニュースがテロップでながれたとき母と二人でえっっ...と息をのんだのでした。

2004.02.21 2017
かたや、昔の大学教授には実際に財前のような極端な医者がいた可能性が充分あると思います。

2004.02.21 2236
いったいどのくらいの人が「現実の医療の実態」を知っているのであろうかと。

2004.02.22 0031
ここ横浜は暖かい2月後半で助かりますが、皆様の方はいかがでしょうか。・・・
・・・僕の父は計算上、原作の財前よりやや遅く医学部を卒業しているのですが、完全にドイツ語一色だったそうです。今から思うと、財前が国際学会でハイデルベルグに招聘されること自体、時代を感じますね。・・・
・・・万に一つの結果から方法論を裁かれるのであれば、医療というものは全く成立しません。

2004.02.22 0112
案内板に書く上で、順番ってなにか意味があるのでしょうか?・・・
・・・放射線科の医師は、他の医師と違って、体を壊すことがあると聞きました、責任感の強い先生みたいですので、無理をなさっておられるんじゃないかと心配です。

2004.02.22 1117
さて件のCTですが、どなたかの実際の写真なんでしょうけれど(これ気になってた)、その患者さんの経過はどうだったんでしょう。

2004.02.22 1420
アメリカの陪審員制度、あれはひどいらしいです。お話にならないらしい。民主主義の歪曲極まるとは、あのことらしいです。ですから、医者が給料の半分以上を賠償保険料につぎ込むということや、医療というものが、医者と患者ではなく、医者と弁護士と保険屋の関係が基本、というおかしな世界になってしまうわけです。・・・
・・・医療集中部が出来た現在の日本でも、日本の医療裁判は医者にとってみれば、アメリカの医療裁判(これは陪審員制度)に比べると1000倍マシですよ、とのコメントをある医療安全管理のメンバーから、しみじみと頂きました。

2004.02.22 1507
私たち学生は診察や治療のことはいろいろ教わっても医療裁判の細かいことは教わる機会がないため、Radさんのご意見は大変貴重なものと感じております(身近な先生に「財前の罪は…」などと話にくいもので)。

2004.02.22 1721
私の「この掲示板残して・・・」スレで、どうしてもアップできなかったんですよ。
コピーして他スレにお邪魔したり、内容を少し手直しして書き込んだんですが・・・、どうやってもダメなので諦めて、短く書き直しました。

2004.02.22 2006
長崎大学放射線科は伝統ある科ですが、歴史的には特異な道のりを歩んできたのではないでしょうか? 原爆記念病院というのがありませんか? 長崎の放射線科は、ニシンさんの仰る被爆医療に関することで大きな仕事をしてきていると思います。

2004.02.22 2017
私は横浜に週に1,2度行っています。もしかしたら、いつかお世話になることがあるかもしれませんね。その時は、よろしくお願いします。
お父様もお医者様だとすると、何だか東教授親子みたいですね。ハイデルベルク大学、私も8年前、訪れました。

2004.02.22 2110
親から「お前は被爆者だから、貧血にならないようにほうれん草など、沢山食べるんだよ」って言われて、貧血に良い食べ物なら、何でも食べさせられた覚えがあります。
ニシンが、生後すぐに両親が東京へ引っ越して来たんで、ニシンは、長崎のことは殆ど知りません。
Unq
2004.02.27 2251
白い巨塔のような内容の思(重)いドラマは、イケメン俳優を使わず、もっと内容の濃いドラマにしたらと思いました。

2004.02.29 0245
国民皆保険がない国は世界中どこ探してもアメリカだけで医療がここまでビジネスと化している国は他にはないのではないでしょうか。

2004.02.29 0911
僕は昨年の秋以来、半年ぶりに少々めまい発作が再発していますので、少しペースが落ちるかもしれません。

2004.02.29 1402
シカゴの病院。あれは実在するクックカウンティホスピタルという病院ですが、あの病院は金銭的に恵まれない患者さんを全て受け入れます。しかし、それには事情があって、そのような患者の診療は全て経験の少ないレジデントが行うことになっており、診療を開始する前に、レジデントが行う行為に対して失敗しても一切文句を言わない、との誓約書を書かされます。従って、金持ちの救急患者はクックカウンティには絶対行きません。

2004.02.29 1634
我が国の医学はドイツ医学を礎として発展してきたため、ドイツ医学のやり方というものが一つの慣習でした。


U*1078007006*人口ボーナス段階
Q
http://japanese.joins.com/html/2004/0227/20040227211021100.html
2004.02.27
にある韓国の状況は違う。 人口ボーナス段階とは、生産年齢層が多い一方、子供と高齢者に対する負担は少なく、高度経済成長が可能な状態をいう人口学的用語だ。 韓国の場合、60年代と70年代に生まれたベビーブーム世代の割合が最も大きく、次の世代の人口は低出産で急激に減っている。
Unq