同感

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ポチ　投稿者：武田徹 　投稿日：12月26日(金)21時23分58秒

道路公団民営化委員会空中分解、与党案のなしくずし採用に至って、結局、うまく立ち回った猪瀬直樹に幻滅したとかいう声をよく聞く。でもねぇ、猪瀬さんってそういう人ですよ。ぼくは彼の民営化関連の言動に一貫して全然、違和感はない。ぼくは個人的にも知っているが、テレビに出ている彼の言動とか態度からだって、猪瀬直樹がどんな人物かは分かったのではないか。今回、「猪瀬にはがっかりした」という人は、ぼくは人物観測眼が甘すぎると思う。猪瀬直樹という人は権力の中枢にいることへの執着が極めて強く、その誘惑にきわめて弱い人だ。ぼくは猪瀬直樹のそんなキャラクタを知った上で、彼の人間くささは実は嫌いではない。俗物だと見切った上で、そのなりあがりの指向性をあくまでも一つの団塊世代の典型として面白い、なかなかの見ものだと思っている。で、みんなある程度そんな評価をしているのではないかと思っていたのだけれど、今回、「がっかり」の声を聞くと案外、彼をかいかぶっていた人も多かったのかもしれない。そっちのほうが意外だったりする。
ひとつだけ。これは人づてに聞いたのだが、猪瀬直樹は今度出た公団民営化関係の新刊書を知人に贈呈するときに「権力の中枢に迫る日本のハルバースタム」なんて同封した手紙に書いているらしい。(略)

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